Quad-biz どのような会社が300万円で買えるのか?

300万円で買える会社って、どのような会社でしょう?

そもそもどうやって300万円が決まるのでしょう。

M&Aの買収価額の決め方

会社の評価方法を確認してみます。

税法上、株式の価値の評価方法は財産評価基本通達において定められています。

ただ、これがM&Aの場合に適用されるか?といえば、答えはNoです。

中小企業M&Aでは、次の計算方法によって計算されることが多いです。

1:時価純資産+営業権(のれん)

買収対象会社の資産と負債を時価評価し、資産と負債の差額である純資産をベースとし、これに営業権(のれん)を加えて株価を算定する方法です。

2:EBITDA×〇倍+現金同等物
EBITDAとは、Earnings Before Interest Tax Depreciation, and Amortizationの略であり、利息、償却、税引前当期純利益のことです。

つまり、買収対象会社が作り出す、キャッシュフローの数年分を株価とする方法です。

2つの代表的な評価方法を簡単にご紹介させていただきましたが、これらの計算方法により算出された株価を交渉のたたき台とし、
最終的には双方の交渉によって決定されます。

300万円ということは、先ほどの株価評価の方法から、どのような会社が買えるのか逆算してみます。

1:時価純資産+営業権(のれん)
時価純資産+営業権(のれん)の価額が300万円です。

理解を簡単にするために、営業権(のれん)をゼロと仮定します。

すると、時価純資産=300万円。

資産の時価 - 負債の時価 = 300万円
ということです。

時価純資産のみで想像すると、次のような会社の規模になります。資産と負債の時価の差額が300万円であればよいので、会社のサイズは様々です。

資産:500万円、負債:200万円

資産:1000万円、負債:700万円

資産:1億円、負債:9700万円

注意点は、会社の規模は大きく異なるということです。

資産が1億円の場合、負債が9700万円です。これだけの規模の会社になると素人がいきなり社長になるのは大変です!

2:EBITDA×〇倍+現金同等物
こちらの算式では現金同等物がゼロ円と仮定します。

EBITDAが100万円だとすると、3倍。

EBITDAが200万円だとすると、1.5倍。

EBITDAが300万円だとすると、1倍。

EBITDAは会社のキャッシュ創出力と考えればよいので、倍率が少なければ少ないほど買収資金の回収が早いことになります。

つまり、良い会社を安く買えたという事です。

結局個人で初回に支払う額の頭金300万を使って借り入れしましょうということ。

300万円で購入できる会社の規模として、資産:1000万円、負債:700万円とすると、
ほとんど赤字で資産が300万しか残っていない会社になります。

可能であれば、数年黒字で経営されている会社をM&Aで事業継承したいと考えると、
このような優良企業は手に入らないのではないでしょうか?

ストーリーとしては、300万円を頭金に、サラリーマンである立場を使って銀行からお金を借りて、

ある程度黒字の企業を買収してその後さらに経営を良くしてローンを返却する。

このようにしなければ、300万円では優良な企業を買うことが出来ません。

まずは、専門化に相談して、優良な企業を探す。

その後、ローンを組んでしっかりと安定経営を続ける。

しかし、このようなことが出来れば、会社を大きくすることが可能です。

一歩踏み出すか、とどまるか。

皆さんの人生です。悩んで悩んで、答えを出していきましょう。

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