「頑張ってるのに評価されない…」と嘆くのをやめたら、僕の年収が上がった話[No5]

「頑張ってるのに評価されない…」と嘆くのをやめたら、僕の年収が上がった話[No5]

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BONDS-METHODドリル:テーマ_VS 上司編 No.5「自分の評価が正当にされているか不安」

「なぜ、あいつばかりが評価されるんだ…」

あなたも、一度はそう感じたことがあるのではないでしょうか。

自分の方が明らかに成果を出しているのに、なぜか上司に気に入られている同僚が先に出世していく。

会社の評価なんて、所詮は人気投票のようなものだ、と。

かつての僕も、そうでした。

半期に一度の評価面談のたびに、曖昧な言葉で評価を告げられ、不満と無力感でいっぱいになっていました。

「頑張ってるのは分かるんだけど、何かが足りない」…その「何か」が分からないまま、時間だけが過ぎていく。

このままでは、僕のキャリアは「上司の気分」という不確かなものに委ねられてしまう。

そう気づいた時、僕は「評価されるのを待つ」のをやめました。

代わりに、僕が僕自身を「正しく評価させる」ための仕組みを作ることにしたのです。

僕がやったことは、驚くほどシンプルです。それは、半期に一度の評価面談の前に、この半年の自分の「全仕事」を、客観的な事実と数字でまとめた「個人活動報告書」を、上司に提出するという、たった一つの習慣でした。

その報告書には、こう書きます。

  • 目標達成率: 期初に握った目標に対し、150%達成しました。
  • 具体的成果: 新規顧客を〇件開拓し、売上を〇〇円向上させました。
  • 業務改善: 〇〇というツールを導入し、チームの作業時間を月間〇時間削減しました。
  • 顧客の声: 添付の通り、A社様、B社様から感謝のメールを頂戴しています。

これを、評価面談の数日前に「お目通しください」と上司に渡すのです。

初めてこれを実践した年、僕の上司は面談の冒頭でこう言いました。

「すまん。君がこれほど多角的に貢献してくれていたとは、正直なところ把握しきれていなかった。

この資料を見る限り、文句なしの最高評価だ」

僕は、何も特別なアピールをしたわけではありません。

ただ、自分がやってきた「事実」を、相手が評価せざるを得ない「証拠」として提示しただけです。

僕たちは、上司が自分の仕事ぶりを全て見て、理解してくれている、と無意識に期待してしまっています。

しかし、彼らもまた、自分の仕事で手一杯な一人の人間なのです。

あなたの価値は、誰かが認めてくれるのを待つものではありません。

あなた自身が、客観的な事実をもって、証明していくものです。

もしあなたが、今の評価に納得していないのなら、一度、あなたのこの半年の「仕事」を、一枚の紙に書き出してみてください。

その紙は、あなたのキャリアを劇的に変える、最強の武器になるかもしれません。


BONDS-METHOD」の全体像や、今回ご紹介した以外の思考法について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

あなたのマネジメントや働き方を、根本から変えるヒントがここにあります。


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