「どっちの味方なんだ?」と聞かれたら、こう答えろ。社内政治で絶対に消耗しない人の“ヤバい”思考法

「どっちの味方なんだ?」と聞かれたら、こう答えろ。社内政治で絶対に消耗しない人の“ヤバい”思考法[No10]

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BONDS-METHODの基本
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BONDS-METHODドリル:テーマ_VS 上司編 No.10「上司同士の派閥争いに巻き込まれて、動きづらい」

「君は、A部長とB部長、どっちの味方なんだ?」

会議室で、そう問い詰められた時の、心臓が凍りつくような感覚。

会社という組織で働く以上、多くの人が一度は、このような「踏み絵」を経験するのではないでしょうか。

かつての僕は、この質問に全くうまく答えることができませんでした。

A部長の顔色をうかがい、B部長の機嫌を損ねないよう、当たり障りのない、中身のない言葉を繰り返す。

その結果、僕は「自分の意見がない、信用できないヤツ」という烙印を押され、どんどん孤立していきました。

このままではダメだ。

そう思った僕は、ある時から、この悪魔の質問に対する「唯一の正解」を、自分の中で用意することにしました。

それは、「私は、会社の味方です」と、堂々と答えることです。

そして、こう続けるのです。

 「ですから、私の判断基準は、どちらの部長のご意見か、ではなく、どちらが会社の利益に繋がるか、という一点のみです。その判断のために、客観的なデータに基づいた議論をさせてください」

たった、これだけです。

これを実践してから、僕を派閥争いに引き込もうとする人は、劇的に減りました。

なぜなら、僕は「A派かB派か」という土俵から自ら降り、「会社の利益」という、誰も反論できない、一つ上の土俵に立っているからです。

僕を敵に回すことは、イコール「会社の利益」を敵に回すことだと、彼らは無意識に理解するのです。

もちろん、これを実践するには勇気がいります。「生意気だ」と思われるかもしれません。

しかし、考えてみてください。

目先の派閥争いに加担して、短期的な安心感を得る人生と、誰にも媚びず、自分の信念と会社の利益だけを追求し、長期的な信頼を勝ち取る人生。

あなたは、どちらを選びますか?

会社の人間関係に疲弊しきっているのなら、試してみてください。

次に「どっちの味方だ?」と聞かれた時、あなたの心のコンパスが指し示すべき方向は、たった一つのはずです。

それは、あなたの上司の顔色ではなく、あなたと会社が共に目指すべき、未来の方向なのです。


BONDS-METHOD」の全体像や、今回ご紹介した以外の思考法について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

あなたのマネジメントや働き方を、根本から変えるヒントがここにあります。


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