NISAのつみたてはできるようになったから、もっと投資をしたいんだけど、投資信託ではなく、直接インデックス株を扱っているETFのS&P500のインデックスであるVOOを直接購入するやり方を知りたいな。
それなら、楽天証券・SBI証券で購入手数料が無料になるってニュースもあったわ。実際にどうすれば良いか調べてみましょう。ドルと円の為替や手数料もしっかりと確認しておきたいわね。
知りたいのは大きく4つあるんだ。
1つ目:ドル建てで購入した方が良いのか、円建てで購入した方が良いの?
2つ目:配当金・分配金が年4回みたいなんだけど、円それともドルでもらえるの?
3つ目:自動で積み立てしたり、再投資する効率的なやり方はどうやるの?
4つ目:1回の分配金はいくらぐらいもらえるの?
投資信託の積み立ては、100円から自動で再投資も簡単にできたけど、直接VOOやVTIを購入する人もいるわね。有名人や芸能人もVTIを購入すると良いって言ってたわね。
3ヶ月に1回配当がもらえることで、サイドFIREに近付けるといいわね。
つみたてNISAやiDeCoなどで将来の構えをしつつ、やりたいことのためにさらに不労働収入を持っているという状況にしたいんだ。
給料やボーナスもしっかりと投資に回せるよう、副収入獲得と節約を頑張るぞー!
ETFとは
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、
「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。
ETFはインデックスの投資信託ですが、一般の株と同じように価格が変動し、好きなタイミングでドル建て、円建てのどちらかで購入できます。
たとえば、ETFの代表的な商品として、「東証株価指数(TOPIX)」に連動するETFがあります。TOPIXとは、東京証券取引所によって発表される、東証一部の全銘柄の動きを反映した株価指数のことです。
このTOPIXに連動するETFは、TOPIXの値動きとほぼ同じ値動きをするように運用されます。つまりこのETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っているのとほぼ同じ効果が得られます。
なお一部、投資信託の仕組みを用いていない商品や、日本の法律ではなく外国の法律に基づいて組成された外国籍ETFも、日本の市場に上場していますが、それらも総称してETFと呼ばれることがあります。
このETFのアメリカ版が、VOOとVTIです。
投資信託で毎月積み立てるのと同じですが、ETFは株としての扱いと同じように配当を得られる(再投資はできず一度配当金をもらう)という違いがあり、配当金が年4回得られるため、短期で配当を得られることを楽しみたいという人に向いていると思います。
VOOは話題のS&P500に連動した米国ETFで、正式名称は「バンガード・S&P500 ETF」です。
VTIは、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。
近年非常に高いパフォーマンスで話題のS&P500に投資するETFとして有名なので「VOOを買いたい」「VTIの買い方はどうするの?」という人は多いです。
芸能人やYouTuberも投資するならアメリカのインデックスを購入すると、個別株を購入するよりも失敗が少ないという考えが提唱されていると思います。
長期に投資するならば、倒産のリスクがないインデックス株を投資対象とすることは理にかなっていると思います。一般的に会社は数十年で倒産してしまうことが多いと言われているため、例え数年利益があったとしても1社に投資するのはリスクが高いと言えるでしょう。
また、つみたてNISA、一般NISA、ジュニアNISAの購入対象でも、米国インデックスとしてアメリカ全体に投資するか、S&P500に投資するのが良いと投資家の目もやしなわれてきました。
VOO、VTIを買ってみよう!円建て?ドル建てどちらが良いの?
それでは、「VOO、VTIを買ってみたい!いくらで買えるの?どうやって買うの?」に入りましょう。
VOO、VTIはいつ買えるの?
日本でVOO、VTIを買うには、楽天証券やSBI証券など、米国株取引のできるネット証券等で購入します。
VOOとVTIはいつ購入できるのか?日本株ばかり買っていた自分はあまり仕組みを知りませんでした。
アメリカのETFを購入できる時間は、日本時間23:30から翌日6:00です。
日本の市場とは、時差があるためアメリカの朝から夕方までが取り扱いになるためです。
しかし、楽天では、注文だけであれば、取引時間外でもできるようになりました。
米国株式の注文受付が早朝8時から可能になっています。現在、米国株式の注文受付開始は日本時間15時からとなっていますが、今回の注文受付時間の大幅拡大により、日本時間8時から注文受付が可能となり、通勤時間やお昼の休憩時間など、お好きな時間帯でご注文いただけるようになります。
また、土日含む米国市場休場日もご注文可能となります。
もちろん、決済通貨や執行条件、口座区分は問いません。
直接ETFを購入する方法はどうするの?
VOOで株価を調べたり発注をするのが確実です。例えば楽天証券の外国株取引画面でシンボルという部分に「VOO」を入力して買い注文や売り注文を出します。
あとは買いたい数量や金額指定(指値)などを入力して注文するだけ。やり方がわかれば簡単です。
VOOの最低売買単位は1なので、そんなに大きな資金がなくてもVOOを購入できます。
VOOは約400ドル程度、VTIは200ドル程度で購入できます。
また、VTIは米国ETFの買付手数料が無料になるプログラムの対象銘柄に入っている、楽天証券・SBI証券ともに手数料無料で買うことができます。
ETFを購入するのはドル建て、それとも円建てのどちらがよいの?
さて、ついにVOO、VTIを購入するタイミングになってきました。ドル建て、円建て問題です。ETFであるVOO、VTIを日本円で買うのか、ドルで買うのかが選べるのです。
円建てであれば、楽天証券から直接購入ができそうです。しかし、もう一つ、ドル建てで購入するというメニューがあるのです。YouTubeや投資家の人たちの中には、ドル建てで購入している人が多くいるのです。円でも購入できるのですが、わざわざドルで買うにはメリットがあるのです。
よくよく調べてみると、購入手数料が安いということで、ドル建てで購入しているのです。
しかし、ネットを調べていくと、投資信託の情報と混ざってしまい、真意が掴めない状況になり、直接VOOやVTIを購入する良さが分かりにくい状況でした。
まとめると、以下の手間、メリット/デメリットを考慮してどちらで購入するのか考えて下さい。
・ETFを購入する際、円からドルに変える手間があるが手数料が低いため大量に購入する人はドルにしてから購入するとメリットが大きい。
・ETFで得られた利益は、税金が米国と日本の2カ国分かかるので、確定申告をすることで取り返せるという2つの手間があるようです。この手間をかけてでも、ドル建てをしているということは、円建てと比べるとよほどメリットがあるということでしょう。
この部分をより深掘り、実際に、楽天証券(自分)、SBI証券(妻)とそれぞれ投資できるようにしていきたいと思います。
まずは、数株だけ買ってみてお試しするのであれば、円建てで購入するのが楽で良いと思います。
円建て
楽天証券では、口座に保有している資金から直接ドルの分の費用を払うことになる。
メリット:購入が簡単。(ドルでの指値を入力することで口座から円で支払いが完了する。)
デメリット:円からドルに変更してから購入することになるので、手数料がかかる。
ドル建て
メリット:ドルで購入することになるため、円からドルに変更する手数料などがかからない。
デメリット:一度、自分で円をドルに変更しないといけないので手間。
楽天では、変更する際にも手数料がとられる。(SBI証券だと手数料が安い)
VOO、VTIの配当金・分配金が年4回みたいなんだけど、円それともドルでもらえるの?
VOO、VTIを直接購入すると、投資信託ではなかった配当金、分配金が年4回、ドルにてもらえるようになっているようです。(もちろん、投資信託でも配当金を得られるのですが、配当を出すために投資信託金額の中から切り崩し支払うため、再投資する人が多いと思います。)
ETFでは、再投資ができないという仕組みなので、一度配当をもらい、再度購入金額のETFを購入し直すということで、資産を大きくしていくことになります。
投資信託は、再投資することで投資信託自体の価格が上がることにより利益を得られる。口数が増えるわけではないので、あまり増えている実感が持ちにくい。
VOO、VTIの自動で積み立てしたり、再投資する効率的なやり方はどうやるの?
楽天証券では、積み立て設定が充実しています。
米株積立は、あらかじめ買付方法や買付日を設定しておくことによって、指定銘柄を自動的に積立購入できるサービスです。
これを使うことで、一般NISA・ジュニアNISAに加えて、新たに自動的に資産を積み立てる方法が確立できるようになります。
まずは、以下について概要を把握しました。
自動積み立てのメリット
・米国取引時間(夜)に自動で買付
・定期的な買付日付・曜日を自由に設定可能
・ボーナス月(年2回)は購入金額や購入株数の増加設定が可能
・投資スタイルに合わせて、買付方法(金額指定・株数指定)を選べる。
NISAでも対応しているようです。
VOO、VTIの1回の分配金はいくらぐらいもらえるの?
VOOとVTIを1株分購入するといくらの配当になるのでしょうか?
VTIは、1回で約0.75ドル程度が年4回。(1株200ドル程度)
VOOは、1回で約1.43ドル程度が年4回。(1株400ドル程度)
購入したタイミングによりどちらを持つのが良いかという議論があると思いますが、この記事を書いている時には、VTIが200ドル、VOOが370ドル程度なので、VOOを多くもつ方が得られるリターンが多くなるという結果になります。
この金額が年4回もらえること、引かれた税金を確定申告で取り戻した結果が、収入になります。