今の仕事に満足していないならば転職も視野に！
「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか？ あるいは「副業」をしたほうがいいのか？ それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか？
このように将来に不安を感じたとしたら、皆さんの考えが正しいです。
なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。今の政府は海外へのばら撒き、その代わりに、税金を取れるところから取ろうとしています。
年金が受け取れず無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。また、数十年後は年金制度すら危うくなっているかもしれません。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策があります。
それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。
収入を増やして幸せになる
役職者に昇格しても「責任」が増えて「お金」は増えない？
4月や7月や1月はシーズンは人事異動のシーズンであると同時に、昇給昇格のシーズンでもあります。収入増と将来のポジションがかかっていますので、サラリーマンは皆周りを気にし始めます。
しかし、昇給昇格できても、一概には喜べません。なぜなら、責任と心労が増える一方で、収入増に関しては、多くの昇進・昇格者が口を揃えて、収入が減ったという発言をしているからです。
係長時代は、残業に対して手当がつくが、課長になると残業もつかず、また、家族手当などの収入もなくなり、収入が大きく増えないという現実があるようです。
特に40代にとっての昇格は管理職を意味するので、上司と部下の板挟みになったり、残業代がつかなくなったりして、踏んだり蹴ったりの状態になるのです。
このように、冷静に考えると、昇格して満たされるのは自尊心だけかもしれません。実際に試算したところ、金銭面でのメリットはありませんでした。収入が増えない最大の原因は、日本の税制と社会保険の仕組みにあります。
サラリーマンは昇格してもタダ働きになる税金制度？
厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに試算すると、役職間の賃金格差は、係長・課長間も、課長・部長間も、月額約10万円です。10万円も昇給するのなら、熾烈な出世競争を繰り広げる価値は、あるのかもしれません。
しかし、10万円昇給できても、手取りとしてはほとんど残りません。なぜなら課税所得が330万円超であれば、所得税率は20％、社会保険料は約15％、住民税は一律10％ですから、「税金＋社会保険」の合計は約45％になってしまいます。
したがって、10万円昇給しても手取りは5万5000円しか増えません。その一方で、2万6000円の残業代がもらえなくなります（平均残業時間13時間×正社員平均時給2000円）。もし残業を多く実施している場合は、もっと手取りが少なくなってしまうことでしょう。
実質的な手取り増は、2万9000円しかないということ。しかも、昇格に伴って目に見えない出費が増えるので、その2万9000円はすぐになくなります。たとえば、飲み会代は傾斜配分されますし、冠婚葬祭等も肩書きに合わせて負担が増えます。
個人事業主であれば経費で落とせても、サラリーマンは経費にできません。おまけに児童手当や配偶者控除が減らされるので、昇給とは裏腹に家計は火の車になるのです。
体力が続く40代のうちに「やりたいこと」を始めよう
では、サラリーマンには、税金で取られてしまい身を守る手段として何もなすすべはないのでしょうか？
解決策があるとすると稼ぎ口を二つにすることです。
サラリーマンという稼ぎ口以外に、2つ目の稼ぎ口を育てる生き方です。不毛な出世競争とはおさらばして、心の底から「やりたいこと」を2つ目の稼ぎ口に育てて、愉しみながら稼ぐのです。サラリーマンと違って、「税金＋社会保険」は、ほとんど増えません。副業禁止の就業規則に違反することもありません。
2つ目の稼ぎ口を育てれば、収入が増えるだけでなく、新しいスキルが身につきます。それにより、50代での独立が視野に入るのです。
そう考えると、サラリーマンにとっては40代こそが、人生後半戦のキャリアを自分で選択できる最後のチャンスなのです。40代で予行演習を始めれば、定年までには余裕で独立できます。
泣いても笑っても、人生一度限りです。昇給昇格が本格化する季節だからこそ、自分が本当にやりたいことを見つけて、人生100年時代の後半戦の生き方を考えてみてはいかがでしょうか。
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