課長とは ~将来の幹部候補としてのスタートライン。年収1200万円の課長になった時の心構え – ページ 6

課長の心構え

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課長が担う重要な7つの心構え

数ある役職のなかでも中間に位置する課長には、果たすべき重要な心構えが大きく分類して7つあります。ここでは、それぞれ見ていきましょう。

課をまとめる存在として役割を全うする

課長は、企業内における課をまとめあげる役職です。多くの社員やプロジェクトと向き合ったり携わります。

また、社外との重要なやり取りも課長の役割の1つです。取引先との間で会議や交渉を行います。

その他にも、他の課長とコミュニケーションをとって連携や進捗の報告などを行うことも大切です。

課長は、部長や主任よりも多くの部下を抱えています。 もし、自分の課で問題が発生した場合、責任をとって然るべき対応をするのは課長の役割です。

部下たちがそれぞれの能力を発揮できるように課長が自らの役割を全うする姿は、多くの社員にとって頼りがいのある存在となるでしょう。

課が向かっていく方向を示す

どの企業も、形は違ってもそれぞれ理想とする成長や発展の姿があります。 企業の成長や発展には、会社全体で効率よく動いていくことが大切です。

しかし、多くの社員を抱える企業の場合、目標のために細かく指示を出していくことが難しくなるかもしれません。 そのため、課長は上司に代わって、自分の課が成し遂げたい目標を提示し、そして実行させる役割があります。

企業内で目標を立てる方法は、大きく分けて2つあります。 1つは、課をまとめあげる課長自ら目標を立てるトップダウン方式です。

もう1つの方法は、部下たちが目標を考えるボトムアップ方式と呼ばれます。 目標を考える経緯は異なりますが、最終的に決定するのは課長です。

部下が無理なく働ける環境作りを考える

会社の成長や発展のためには、それぞれの社員が能力を発揮することが大切です。 社員たちが本領発揮できるように、上司である課長はマネジメントを行います。

勤怠や進捗の管理をして、課の現状を常に詳しく把握します。 また、社員たちが能力を発揮するために重要なモチベーションに対するアプローチも、課長の役割です。

部下たちの様子を伺いながら、必要な際にはアシストやケアを行ってあげることで、モチベーションの維持や向上が期待できます。

部下たちの成長を促す

企業が大きく発展していくことは、社員の成長と同じような意味合いがあります。 社員たちがスキルアップしていけば、企業もより大きく発展していけるでしょう。

部下たちの成長は、上司の役割です。 課長は、部下たちに必要な教育や指導を行い、成長を促しましょう。

スキルアップしていけば、社員たちも仕事に対する達成感がより感じられるようになるはずです。 社員の成長には、実際に業務を行う環境下で合わせて指導を行うOJT研修が効果的だとされています。

その他にも、1on1や効果的な研修方法を採用してみましょう。

部下の能力を正確に把握する

まだ経験のない新入社員と入社してから年数がたっている社員とでは、能力や仕事の理解度には大きな違いがあります。 その他、同じような経験数の社員でも、細かい部分で能力が違う部分はあるでしょう。

社員一人ひとりが能力を発揮するためには、最適な業務を行ってもらうことが大切です。 まだ経験の浅い社員に、不相応に大変な業務を任せると、業務量や仕事の難しさ、プレッシャーなどに押しつぶされてしまうかもしれません。

だからと言って、簡単過ぎる業務では、社員の成長が期待できず、モチベーションの低下を招く恐れがあります。 社員たちの能力を正確に把握して、業務を振り分けましょう。

部下の実績に対して最適な評価をする

部下の成長やモチベーションの向上のためには、最適な評価を行うことも大切です。 確かな実績のある部下に対して、正当な評価を行い、昇給や昇進について考えましょう。

課長は、結果を出してくれた社員のことを自分の上司に伝えて、昇進の手助けができます。

部下との信頼関係を大切にする

上司と部下との間には、良好な信頼関係を築くべきです。 良好な信頼関係があれば、業務のなかでのやり取りがスムーズになりますし、働きやすい環境作りやモチベーションの維持または向上などにつながるでしょう。

上司と部下との信頼関係は、仕事のなかだけのものだけではありません。 プライベートの話など、仕事の他にも頼りたくなるような上司を目指しましょう。

しかし過度なおせっかいは、余計に感じられるかもしれませんので注意が必要です。