課長・マネージャーになるためのアセスメントは突然にやってきました
私は、今まで40代前半の個人目標としてずっと、今の会社の課長になりたいと思い、行動をしてきました。
高卒という学歴がいつもコンプレックスになっていた自分が、課長になれるということは、その会社で認めてもらったと実感できることだと思ったからです。
通常、高卒の場合、課長やマネージャーの役割として採用がされていません。所詮頭はそこそこなので、体さえ動けば良いというような工場のラインや単純な作業を主とする仕事しか与えられれず、ブルーワーカーといわれるカテゴリの仕事で定年となります。
寂しくありませんか?確かに大学4年間を過ごすことができませんでした。その理由は親の稼ぎが少ないということで、大学に行くのを諦めた優秀な人が、大企業では単なる作業者としか扱ってもらえないのです。
マネージャーになるのは、大学卒の人しか選ばれないのです。そもそも、人事の昇格要件に、高卒はこの年齢にならないとマネージャーに上がらないという年数も、通常の大学卒よりも数年後。
このように、マネージャーになることがとても困難なのです。
よく、中小企業に勤める場合は、特に学歴なんかは関係ないということを言う敏腕社長の記事を見ることがありますが、この考えは一部の考え方であり、大企業では、高卒でマネージャーになることがとても困難なのです。
同じ仕事をやっていても、高卒は4年、大学卒は3年で昇格していくのです。基準が違うのです。
そんな私でも、20代からいつかは課長にはなれるんだろうという気持ちから、40代前半になってきました。
20代はいつかは社長になりたい!!と言っていた人も、30代、40代となると心境が変わり、お酒の場で愚痴を言い合うなどの寂しい人生に常に変わってきています。
また、転職したいと思っても、何年仕事をしたとしても、入社する時の入口基準はやはり年齢と学歴が必要になるのです。
たった4年と言う期間で得られる学歴という確固たるものには、20年以上働いたという社歴は全く通用しないのです。
20代では、単に課長になりたいという気持ちでした。今後は、職場をどうやって運営していくのか、任された時にどのように立ち振る舞うのか、というなりたいという気持ちに変化しています。
30代になると担当係長の自分自身が、技術だけでは通用せず、マネージメントで組織を引っ張っていく長として、課長にならなければならないと思うようになりました。
40代になると、そろそろ課長になる声掛けがあるのかないのか、将来マネージャー職で生きていくのか、専門技術職として今の派生で生きていくのか岐路に立っていると感じるようになりました。課長に上がれなかった自分を、周りの上がれない人を見てしまい不安になることもあり、毎年の評価がとても気になる数年を過ごしました。
課長候補に上がっているかどうかは、単純な成績だけでは決まっていない。
そんな私が実は今年、課長候補となることができたのです。
私は、大学卒や院卒は、早い人だと30代後半に課長に昇進することができる会社に働いています。高卒であるという私は、周りが次々と上がっていく姿を見て、学歴がないが故に課長への昇進ができない状況も痛いほど見てきたので、本当に課長選抜候補に上がるのかとても不安になっていました。
学歴があり、優秀な成果を上げている人でも、ポストが少なくなってきている現代において、厳しい選抜を受けて、課長の候補者になっている状況です。そんな中、学歴がない人材や、優れた成果が出なかった人材は、40代前半から半ばにかけて猛烈な巻き返しが必要になりますが、なかなかそのような状況を変えることが難しい状況です。
私自身も、もちろん1年で上がれるとは思っていません。
でも課長に上がれるチャンスがあるのであれば、いつかは課長になりたいという思いがあり、アセスメントを受ける機会を得てとても嬉しい気持ちになりました。
しかし、課長になるまで気を抜けません。いつもの行動が係長から課長に昇進させてもらえるのかいつも見てもらっていると思いながら行動していく必要があるのです。
明後日に、部長とのアセスメント面談があるから準備をしておいてね!
そしてこの記事を書いている2023年の本日7月16日に、部長とのアセスメントが決まったと上司からの突然の一報を受けました。
それは、
「明後日に部長との面談あるから準備しておいてね!」
と、上司から突然に指示がありました。
実質、準備期間は1日から2日。仕事の合間を抜けて、報告内容をまとめるということを職場に迷惑をかけながら実施させてもらいました。
急な指示だったので、頭はパニック状態になりました。
部長アセスメント面談が明後日って、全く準備できない。
どうしよう。何をいうのか整理をしないと間に合わない!
また、課長になりたいと思っていたことを決定するアセスメント部長面談があるということで、今まで以上に緊張したことを覚えています。
課長・マネージメントになるためのアセスメント部長面談までの流れ
アセスメント部長面談までに至る経緯と、アセスメント部長面談当日までの内容をまとめておきたいと思います。
STEP1:期末面談時に課長推薦のための本人意思の確認
アセスメントを受ける前年の期末面談の際に、課長から来年は課長推薦をするが本当に良いか?という気持ちの確認がありました。
課長からすると、推薦したところ、結果課長になりたくない、課長選抜を受けたくなかったということがないように、推薦する前に本人確認が行われました。
いつかは課長になるためのアセスメントの時期が来るだろうと思っていましたが、いよいよ来年には、課長になるためのイベントがあるのだと感じた時でした。
STEP2:課長推薦のための推薦状を人事部へ提出
本人の意思が確認できた結果、上司は人事部に対して、課長になる意思があること、推薦ポイントをまとめ提出してくれます。
この結果を受けて、課長になるためのプロセスが本格的に動き始めていきました。
STEP3:部長とのアセスメント部長面談の準備依頼
上司から突然、明後日に部長との面談が決まったから準備をしておいてね。その際に、人事に推薦した内容はこれだからこの内容に合わせて報告してね。という形で指示を受けました。
アセスメント部長面談の準備指示を受けた時に、え!という自分がいました。あまりにも突然で面談の内容が何も準備できていないと。
会社のアセスメントの仕組みが変わり、パワーポイントの資料をしっかりと作って報告する形式や、Wordの資料をまとめて報告する形式があり、諸先輩方を見ると、アセスメントにすごく時間をかけて、悩まれている姿を見ていたので、あまりにもあっさりしているなぁ。こんな面談だけで決まってしまうのかなぁと感じました。
しかし、アセスメント部長面談が決まってから準備していては遅いのです。
いつも課長の目線で行動しましょう。
STEP4:アセスメント部長面談の準備
アセスメント部長面談の準備指示がありましたが、基本的には、会社の目指す人材像にあった行動が取れているかの質問があるので、答えられるようにすることができれば事前の準備は不要とのことでした。
まずは、項目をならべ、業務の内容を混ぜながら準備を進めました。過去の先輩の事例などもなく、全て自分の言葉で、この内容で十分なのかを不安に感じながら、課長としての振る舞いができるんだということをまとめていきました。
しかし、人間、自信がないと、不安になります。
私自身も仕事をこなしながらまとめていたため、面談時に話す内容が突貫にならざるを得ませんでした。
部長とのアセスメント面談に向けて何を話そうか、どうやったら認めてもらえる発言になるのかを考えましたが、やはり2日から3日程度の付け焼き刃では、ボロが出るものです。
考えてきた言葉を暗記しようと思っても、何をいうべきなのかが全く頭に残らず、印刷した発表内容を覚えている自分がいました。
不安で寝られず、深夜3時になってようやく寝付けたのは今でも自分の自信のなさがそのようにさせたのだと思います。
STEP5:アセスメント部長面談の実施
アセスメント部長面談は、部長との1対1で行われ、様々な話題や、部長が確認したい観点での質問からのやり取りで、自身が課長としての状態に達しているかの会話が行われました。
用意していた発表内容とは異なる内容が多くありましたが、なんとか乗り切り、全身の力が抜けてしまいました。
十分な期間が取れず、やりきれず悔しい気持ちが残る一方、なんとか会話にはなったのではないかと感じました。
数日後に室長からのフィードバックがあるからということで、面談は終わりました。
フィードバックについては、別の記事にまとめていきます。
課長になるために、今までの行動を振り返りアセスメント部長面談の心構えを持っておきましょう。
課長に昇進するためのアセスメントである部長面接に臨む際には、以下の心構えを持つことが重要です:
- 自信を持つ:あなたは既に課長推薦候補者として選ばれていますので、自分の能力と経験に自信を持ちましょう。自分の強みや達成した成果を振り返り、自信をもってアピールしましょう。
- 準備をする:面接に向けて事前の準備を怠らないようにしましょう。自己紹介や職務経歴についての質問に備えて、具体的なエピソードや実績を思い出し、説明できるようにしておきましょう。また、昇進に必要なスキルや知識についても事前に確認し、自身の短所を補うために努力しましょう。
- 目標を持つ:昇進するためには、将来のビジョンや目標を持つことが重要です。現在の役職における成果や貢献だけでなく、昇進後の役割についても考え、具体的な目標を持っていることを示しましょう。これにより、あなたが組織の発展に貢献し続ける意欲をアピールできます。
- ポジティブな姿勢を持つ:面接ではポジティブな姿勢を持つことが重要です。自身の能力や経験を適切にアピールする一方で、周囲の人々との協力やチームワークの重要性を強調しましょう。昇進後は、他のメンバーとの連携や指導・サポートが求められる場面が増えるため、ポジティブな姿勢とコミュニケーション能力は必要不可欠です。
- 自己成長への意欲を示す:昇進後は新たな責任や役割が待っていますので、自己成長への意欲をアピールすることも大切です。自身の弱点や成長の機会について率直に話し、将来的なスキルや知識の習得に向けて積極的に取り組む姿勢を示しましょう。
以上の心構えを持ち、面接に臨むことで昇進への道が開けるでしょう。最も重要なのは、自身の能力や経験を適切にアピールすると同時に、昇進後の役割に対する情熱と貢献意欲を示すことです。
課長候補になるための推薦状に記載のストーリーを作成しましょう
課長候補に選んで頂き、人事部に推薦状を書いていただきました。
この内容をもとに、部長との面談を行うことになるのです。
この推薦状と異なる話をしても意味がありません。
そんな状況の中、突然部長とのアセスメント面談があるというお話を頂きました。
準備不足になると緊張によって本来の自分をうまく表現できません。
そこで緊張しないようにするためにもしっかりと準備を進めていきましょう。
もちろん、課長にストレートに上がっていく人は緊張なく、自分の考えを自信を持って発表できると思います。
緊張が面談に与える可能性のある悪影響は以下の通りです:
- コミュニケーションの妨げ: 緊張が高まると、言葉が詰まったり、思考がまとまらなくなることがあります。このような状況では、自分の意図をうまく伝えられなかったり、相手の質問に十分に応えられなかったりする可能性があります。緊張が高まると、表情や身振りも硬くなることがあり、コミュニケーションの円滑さが損なわれることがあります。
- 自己表現の制約: 緊張状態では、自己表現が制約されることがあります。自信を持って自分のアイデアや意見を述べることが難しくなり、自分の強みや成果をアピールすることもできなくなるかもしれません。緊張が高まると、自分自身を十分にアピールできず、昇進のチャンスを逃してしまう可能性があります。
- 判断力や思考能力の低下: 緊張は集中力を乱すことがあります。面談中に緊張が高まると、冷静な判断や論理的な思考が難しくなることがあります。重要な質問に対して深く考えずに回答したり、緊張の余りミスをしたりする可能性があります。
- 身体的な影響: 緊張は身体にも悪影響を及ぼすことがあります。心拍数が上がり、呼吸が浅くなったり、手や声が震えたりすることがあります。これにより、自身の不安や緊張を相手に察知される可能性があります。また、緊張が長時間続くと体調不良や疲労感を引き起こすこともあります。
これらの悪影響を抑えるためには、事前の準備や練習、リラックス法の活用、呼吸法の実施など、緊張を和らげるための対策を取ることが重要です。
また、自分自身に対してポジティブなメッセージを送り、自信を持つことも助けになります。
いつもはあまり緊張をしないのですが、自分の将来がかかっている中で、時間がなく面談の準備が出来ず、とても不安になりました。ちゃんと発言できるのだろうか、不安で眠れずという状況でした。
面談当日は、ギリギリまで作成した原稿を頭に覚えさせようとしても、眠気と歳のせいかあまり覚えることができず、不安だけが残ってしまいました。
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