ホンハイ精密工業がルノーと組んで日産を買収か?
ホンダと日産自動車が経営統合の協議を打ち切る方針の中、台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」の会長は、日産の筆頭株主であるフランスの自動車メーカー、ルノーと協議したことを明らかにしました。そのうえで日産の株式取得についても話し合ったが、買収ではなくルノーとの協力が目的だとの考えを示しました。
経営統合の協議を進めてきたホンダと日産は、ホンダが打診した子会社化の案を日産が受け入れず、13日にも経営統合の協議の打ち切りを決定する方針です。
ホンハイ精密工業の劉揚偉 会長は12日、台湾で報道陣の取材に応じました。
この中で日産の筆頭株主であるフランスのルノーについて「ホンハイとルノーは協力について協議した」と述べたということです。
そのうえで「協力が主な目的だ。日産の株式取得についても話し合ったが、それは主な目的ではない」と述べ、日産の買収ではなく、ルノーとの協力が目的だとの考えを示したとしています。
日産をめぐっては過去にホンハイが日産の株式を取得して経営に参画しようと水面下で検討していたことが分かっており、今後の動向が注目されています。
経営陣らは自分らを守り。従業員を削減、工場閉鎖。
最終的には中国に買収されるのか?