[Well Being]CHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)を目指そう!

[Well Being]CHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)を目指そう!

スポンサーリンク
[Well Being]CHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)を目指そう! Well Being
[Well Being]CHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)を目指そう!
スポンサーリンク

チーフ・ハピネス・オフィサー(CHO)とは?

ここ数十年で、日本の会社にもCで始まる役割が増えてきました。以前であれば社長という役職が、今ではCEOというように、3文字の言葉で役割を明確に示す企業が増えてきました。

このブログでは、幸せを考えるということから、将来課長になって何をするのですか?と問われた時に自分自身が胸を張っていえることを探っていきたいと考えています。

今後、数年でいろいろな立場が出てきますが、CHOを目指すのも一つの役割として考えて見ましょう。

チーフ・ハピネス・オフィサー(Chief Happiness Officer、以下CHO)とは、企業において、従業員の幸福度を高めることによって企業の成長に寄与する責務を担う専門の役職を指します。

近年、欧米を中心として人間の幸福に関連する研究が進められており、そうした学問としての知見を企業の経営に取り入れようとする動きが世界で見られるようになったことから生まれた概念です。

CHOの役割は、自社の従業員のエンゲージメントやモチベーションを高め、良いパフォーマンスを発揮させ少しでも長く働いてもらうよう努めることである。そのために日々従業員の健康状態などに気を配り、満足度調査を定期的に行ったり、社員同士のコミュニケーションの場を設けたりとさまざまな取組みを行う。

CHOが世界に広く知られるようになった理由の一つとして、アメリカの巨大IT企業グーグル社にCHOが置かれたことがあげられる。元々エンジニアリング部門で働いていたチャディー・メン・タン氏が、ある仏教僧との出会いをきっかけに、グーグル社で幸福度向上の概念を取り入れ始めたのだ。

幸福度や脳に関する学問を組み込んだマインドフルネスプログラムを導入し、それらを紹介した著書は世界中の人々の関心を得ている。

その他にも以下のような人物がCHOとして活躍し、会社の成長に貢献している。

  • チャディー・メン・タン氏はグーグル社の「Jolly Good Fellow(ジョリー・グッド・フェロー)
  • ジェン・リム氏(アメリカのコンサルティング会社Delivering Happiness社CEO兼CHO、元Zappos社コンサルタント)
  • アレクサンダー・シェルルフ氏(デンマークのコンサルティング会社WooHoo社CHO)
  • クリスティン・ユタード氏(フランスのファッションブランドKiabi社CHO)

チーフ・ハピネス・オフィサー(CHO)を置くメリット

社員のエンゲージメントすなわち幸福度を上げることは、社員の会社への定着率や生産性、ひいては企業の収益性の向上につながりやすい。

もちろん現時点で社員の幸福度が低い組織において、社員の意識や企業文化を一朝一夕で変えることは容易ではない。しかし社員の幸福度という観点を会社経営に取り入れることで、会社の根本に眠る問題を認識しやすくなり、改善への糸口が見えてくる可能性がある。

技術の進歩や労働力不足により、今まで以上に一人材の生産性や会社への貢献度が重要となっていく中で、ワークエンゲージメント向上を専門に行うCHOの存在感も高まっていくのではないだろうか。

幸せな組織開発・幸せな職場の作り方

Googleの思いやり Everyday compassion at Google

マチュー曰く、思いやりが今までで最も幸せな状態なのです。思いやりを楽しいものとして見直すことです。思いやりが利益をうみ、仕事に役立つとしたら取り入れた方が良いですよね。

Googleでは企業の思いやりの表現はほとんどの場合、同じパターンに従います。

率先して何かに取り組む。社員の少数のグループから始まります。

通常彼らは許可を求めません。とにかく思い通りにやります。

そして他の社員が加わりどんどんどんどん大きくなります。

また、正式に認められるほどその活動が大きくなることもあります。

つまり、ほとんどの場合、底辺から始まるのです。

地域について学び、医療施設がなく働いていた。そこで何をしたのか?

資金集めのイベントを始めた。そして病院を作ったという例があります。

また、自発的に集まり、一晩滞在し、家族を見つけるためのツールを作った。

思いやりの表現は、中堅社員が最大の社会活動コンテストを始めた。教育、貧困、医療、環境などの問題に取り組みます。

会社が活動を支援するために、社会的責任を持つ組織を作った。

自分自身で職務説明書を書き、自ら仕事を引き受けた。そしてこれを会社が認めた。

楽しいだけでは十分ではありません。

実際のビジネスの利益もある状態が必要です。

思いやりの最初の利益は、非常に有効な優れたビジネスリーダーを生み出すことができることです。

思いやりには3つの要素があります。

情動的要素:相手を察する Affective(”I feel for you”)

認知的要素:相手を理解する Cognitive(”I understand you”)

動機的要素:相手を助けたい Motivational(”I want to help you”)

ビジネスリーダーシップとどのように関係するのでしょうか?

ジム・コリンズ 著書 Good to Great

会社を優秀さから偉大さへ移行させるには、非常に特殊なリーダーが必要になるということです。

そして、これは最初の説得力のあるビジネス利益です。レベル5のリーダーを育てられること。

これらのリーダーは、極めて有能であることに加えて、謙虚さ(Humble)と野心(Ambitious)という2つの重要な素質を持ち合わせているのです。

これらのリーダーは、より大きな善のために野心を抱いています。

そのため、彼らは自尊心を誇張する必要性を感じません。

彼らは最高のビジネスリーダーになります。

認知的要素と情動的要素、つまり、人を理解するとことと共感することは私たちの中にある過剰な自己妄想を抑えしずめ、謙遜の状況を作り出すことがわかります。

思いやりの動機的要素は、より大きな善の野心を生み出します。

つまり、思いやりはレベル5のリーダーを育てるための方法です。

思いやりの二番目の説得力ある利益は、刺激的な従業員を生み出すことです。

従業員はより大きな善に向かってお互いに刺激を与え合います。

人々が互いに称賛し尊敬し合う活気ある精力的なコミュニティを生み出します。

大きな活動から刺激を受けることで、相互スピレーションは、協力、自発性、想像力を発展させます。

これにより、極めて効率の高い会社になります。

それでは、企業環境において、思いやりを調合するための秘密の公式はなんでしょうか?3つの構成要素があります。

最初の要素は、より大きな善に対して、情熱的な関心を持つ文化を作り出すこと。

ですから常に考えてください。自分の会社と仕事がより大きな善にどのように貢献しているのか?

または、どのようにしたら、さらに貢献できるのかを。

このより大きな善の貢献の意識は、とても自己触発的なもので思いやりがうまく育つための環境を作り出します。

2つ目の構成要素は、自主性です。Googleには自主性があふれています。最も人気のあるマネージャーがこんな冗談を言いました。”Googleでは囚人たちが保護施設を運営する場所だ”

彼は自分を囚人の一人だと思っています。もしすでに皆さんの会社に思いやりと理想主義の文化があり、誰もが自由に歩き回ることができるのなら従業員は最も思いやりのある方法で、やるべきことをやるでしょう。

3つ目の構成要素は、内面的な発展と個人的な成長に焦点を合わせることです。

例えば、Googleのリーダーシップ研修では、自己認識、自制、共感、思いやりなどの内面的な資質を非常に重要視します。

リーダーシップは人格から始まると考えているからです。

Googleでは、心の知能指数に関する7週間のカリキュラムも開発しました。

これは、冗談でこれを「自分の内面探し」と呼んでいます。

想像以上に真面目なものです。

さて、「自分の内面探し」とはどのようなものでしょうか?これは、3つのステップで機能します。

最初のステップは、配慮トレーニングです。

配慮は、高度な認知能力と、情緒能力の基盤です。

そのため、心の知能指数の研修の全てのカリキュラムは、配慮トレーニングから始まる必要があるのです。

ここでの目的は、配慮のトレーニングと同時に、穏やかで清らかな心の質を築きます。

そしてこれにより心の知能指数の基礎を作ります。

次は2番目のステップです。

2番目のステップは自己認識と自制の発展です。

ステップ1で十分に充電された配慮を使って、認識と感情のプロセスに高分解能の知覚力を植え付けます。

それはどういうことでしょう?

これは思考の流れと感情のプロセスを、高度な透明性と客観性を持ち、第3者の視点で観測できることを意味します。

それができるようになると、自制を可能にする自己認識が生まれます。

次は3番目のステップです。

ここでは新しい精神的習慣を創造します。それはどういうことでしょう?

イメージしてください。

皆さんが他人と会うたびに最初に習慣的、本能的に相手に幸せになってもらいたいと考えるのです。

それができるとイメージしてください。

この習慣、この精神的習慣を持つことで仕事が全て変わります。

この善意は、無意識のうちに他人に伝わり、それによって信頼が生まれ、信頼によって仕事上の良い関係が生まれるのです。

また、職場における、思いやりの状況も生まれます。

「自分の内面探し」

いつか私たちは、「自分の内面探し」を無償で公開して、実業界の全ての人たちが、参考書としてつけるようにしたいと思います。

それでは最後に、最初と同じ幸せの話で、締めくくりたいと思います。

これからお話しするのは、ローブを羽織ったこの男性「ダライ・ラマ」の言葉についてです。

他人を幸せにしたいのなら、思いやりを実践しなさい。自分を幸せにしたいのなら、思いやりを実践しなさい。

私は個人レベルでも企業レベルでもこれは当てはまると思いました。そして皆さんにとっても思いやりが楽しみにも利益にもなることを願っています。

Everyday compassion at Google

”If you want others to be happy, practice compassion. If you want to be happy, practice compassion”

幸せな組織開発・幸せな職場の作り方

コメント