WordPress Google Search console カバレッジ 除外を外す方法
皆さんはSearch Consoleに実装されている「インデックス カバレッジ」という項目をご存知ですか。
使ったことがない方もいるかもしれませんが、実はこの「インデックス カバレッジ」は、検索エンジンにサイト内の各ページがどのように扱われているのかをチェックできる機能なんです!
せっかくサイトを更新しても、期待通りに検索結果にインデックスされなければ、機会損失となりかねませんから、ぜひチェックしておきたいところ。
今回は、サイト内ページのインデックス状況などを確認できる「インデックス カバレッジ」についてご紹介いたします。
インデックス カバレッジとは
インデックス カバレッジとは、サーチコンソール上で登録しているサイト内ページのインデックス状況をチェックできる機能です。
ページによっては何らかの問題でインデックスされていないケースがあり、そういった問題をいち早くチェック・解決できる機能です。
では、インデックス カバレッジを早速チェックしていきましょう!
インデックス カバレッジの確認方法
インデックスカバレッジレポートを確認するには、サーチコンソールにログイン後、画面左、モバイルでは左上のアコーデオンメニューから「カバレッジ」を選択します。
それぞれ以下の順番で項目が表示されていますでしょうか。
エラー
有効(警告有り)
有効
除外
検出-インデックス未登録
インデックスカバレッジを確認していると、「検出-インデックス未登録」とレポートされる場合があります。
これは、検索エンジンがクロールはしているがインデックスには登録されていないという状態です。
原因が複数考えられますが、URLをサイトマップで送信しただけで、サイト内のどこからもリンクされていない場合も原因の 1 つです。
つまり、評価につながってない状態になっているわけですね。
検索エンジンの動作を簡単に説明すると
クロール
インデックス
ランキング
よって上記のケースは1のみで止まっている状態になります。サイト内リンクを調整し、インデックスされるように修正を行いましょう。
サイトマップのみでサイト内リンクされていない
この状態だとインデックスされない可能性があるとのこと。
Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏はさまざまな原因が考えられるとしながらも、「サイトマップで送信しただけでサイト内からリンクが張れていないと、さほど重要でないとみなされ、インデックスされないことがありうる。」と述べています。
外部リンクと同様に内部リンクも、クロール時のURL発見において重要な要素となりえるという点で同じです。
サイト内のどこからもリンクされていない”孤立した”ページは、運よくインデックスされたとしても、すぐに消えてしまうことが少なくありません。
また定期的な再クロールに加え、ページ評価の受け渡しにも内部リンクは影響を与えるので、決して手抜きをしてはいけません。
除外-検出 インデックス未登録の対策を行う。
WordPressの記事をたくさん書き、サイトマップを登録し、準備万端と言う状況にしたところ、
Google Search Consoleの結果、除外 – 検出 インデックス未登録となり、ほとんど有効にならない時があります。
この記事を書いているときには、当方のブログもこの症状になっており、なかなかクロールされず、
また、検索キーワードも上がらない状況でした。
同じ悩みを抱えていると思いますので、皆さんも一緒に対策していきましょう。
「検出 – インデックス未登録」が多くのページで表示されてしまう
当方のブログは、YouTube動画を紹介するブログになっています。気になる動画を紹介するのですが、ブログの数に合わせて記事を書いていると言う特徴もあり、なかなかブログに対するSEOが難しいところがあります。
しかし、皆さんにYouTubeクリエータが作った動画を紹介したいと思っていますが、なかなか効果が出ていない証拠です。
それではどのようにインデックス未登録を解消すれば良いのでしょうか?
「検出 – インデックス未登録」とはどのような状態か?
検出 – インデックス未登録とは、Googleのクローラーはそれらのページをサイトマップやサイト内のリンク経由で見つけている状態ではあるものの、少なくともその時点では、それらのページの全てを調べたり、クロール、インデックス処理する事にリソースを割く価値が無いと判断している状態のようです。
GoogleのJohn Mueller氏がその原因と解決方法について解説していましたのでご紹介します。
https://www.youtube.com/embed/6Lu2F_y54fg
多くのページで「検出 – インデックス未登録」と表示される場合の問題点
大きく分類すると以下の二点の何れかが原因となっている場合が多いようです。
サイト内部のリンクの問題
コンテンツの問題
サイト内部のリンクの問題
サイト内のリンクの形式が統一されていない場合には、多くの重複URLが生成されてしまう事になります。
または無限にURLが生成されるようなリンクの張り方を誤って行っている場合が考えられます。
コンテンツの問題
検索結果に表示する必要の無いコンテンツとしてGoogleに判断されている場合もあるようです。
例えばデータベースから自動的にコンテンツを生成しているケースを想定してみましょう。
既にGoogleでインデックス済みのページ(自身のぺージや競合のページも含めて)と比べて自身のコンテンツと似たようなコンテンツが多く存在している場合は、Googleは「全てを検索結果に表示させる必要は無い」と判断してしまうでしょう。
確認すべきポイントと修正方法
まずは技術的な点を確認するようお勧めしています。
STEP1:URLパターンに誤りが無いか
URLのパラメータ、大文字小文字などの違いなどを含め、重複するパターンのURLが無いか確認して統一(正規化)しましょう。Googleは重複するパターンのURLを見つけた場合、それが大量にあった場合には、全てのパターンのURLをクロールする事はなく、途中でやめてしまいます。
この場合の対処方法としては、canonical属性の記述、301リダイレクト等でURLを正規化する必要があります。
URLの正規化については「canonical属性の使い方」をご覧ください。
STEP2:内部リンクの張り方に誤りが無いか
全てのページに対して正しくクロールが完了するかテストする必要があります。方法としては、「screaming frog」などが紹介されていますが、SE Rankingの「サイトSEO検査」機能でもテストできます。
サイトSEO検査
「クロール済みページ」サブセクションのURLを見ていく事で、統一したURLパターン(http/httpsやwwwあり無し、ディレクトリ階層のスラッシュなど)の内部リンクとなっているかを確認できます。
SE Ranking サイトSEO検査 クロール済みページ
STEP3:ページの品質に問題が無いか
もし1、2、の部分で問題が無ければ、コンテンツの品質に問題がある可能性が高いようです。
類似のコンテンツがサイト内外にあるようであれば、それと比較してオリジナルの情報を追加したり、検索ユーザーが求める情報をリサーチして、必要なトピックを追加して、コンテンツの差別化を図り、品質を改善させる必要があります。
またはインデックスされていないコンテンツのうち内容の薄いコンテンツは、別のコンテンツと統合するなどしてページの数を調整するという方法も有効かもしれません。
その他にSearch Consoleのカバレッジの項目で気になる項目としては、404エラーに関連する項目が挙げられます。「エラー」や「除外」どちらにしても念の為に内容を確認する事をおすすめします。
404エラーの対応方法については以下のページが参考になるかもしれません。
まとめ
SEOの観点から、ユーザーだけではなく、検索エンジンにとっても内部リンクは依然として重要で、ページ同士を適度につなげることもサイト運営側の使命です。
ただし、内部リンクを調整するうえで、ユーザー体験を無視し、SEOのことだけを考えてむやみに内部リンクを貼るのは違います。
訪問ユーザーを考慮しつつ、既存ページ、新規ページを問わず、内部リンクの構成にも気を付けていきましょう。
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