やる気に満ちた「やさしいチーム」の作り方
[マネジメント]だから僕たちは、組織を変えていけるのおすすめポイント
情報革命によって私たちの社会は工業社会から知識社会へとシフトしました。
企業などの組織は知識社会という新しいパラダイムに適応したものになっているだろうか。
例えば数値目標のような計画をとりあげる。著者のいう知識社会にふさわしい組織像の1つ「学習する組織」では、計画は「実行されるべきもの」ではなく「絶え間ない環境変化を知覚する、学習のためのアンテナ」を捉え直すことだと言います。
では新しいパラダイムに応じて組織を変革するためにはどうすればいいのか? それが本書のテーマであり、「たったひとり」でも変革の一歩を踏み出せるというのが著者の主張である。幹となるのは「関係の質」から始まる「成功循環モデル」。
日本企業の多くでは、PDCAやKPIに偏った組織運営が幅を利かせています。
組織の原理を「統制」から「自走」へと変えていくのは容易ではありませんが、それでも本書を読めば、希望を見出し、理想の組織・チームづくりへの一歩を踏み出せるはずだ。
だから僕たちは、組織を変えていける 著者 斉藤徹さん
斉藤徹(さいとう とおる)
起業家、経営学者。ビジネス・ブレークスルー大学教授。株式会社hint代表。
株式会社ループス・コミュニケーションズ代表。1985年、日本IBM入社。1991年に独立しフレックスファームを創業。
2005年にループス・コミュニケーションズを創業。
ソーシャルシフト提唱者として、知識社会における組織改革を企業に提言する。
2016年から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。
起業家、経営者、教育者、研究者という多様な経歴を活かして、2020年からはビジネス・ブレークスルー大学教授として教鞭を執る。
2018年に開講した社会人向けオンラインスクール「hintゼミ」には、大手企業社員から経営者、個人にいたるまで、多様な受講者が在籍し、期を増すごとに同志の輪が広がっている。
企業向けの講演実績は数百社におよび、組織論、起業論に関する著書も多い。
主な著書は『業界破壊企業』(光文社)、『再起動(リブート)』(ダイヤモンド社)、『BEソーシャル! 』『ソーシャルシフト』(日本経済新聞出版社)など。
デジタルシフト、ソーシャルシフト、ライフシフトで組織は、お金視点から幸せ視点へ
デジタルシフト
顧客の幸せを探求し、常に新しい価値を生み出す「学習する組織」
ソーシャルシフト
社会の幸せを探求し、持続可能な繁栄を分かち合う「共感する組織」
ライフシフト
社員の幸せを探求し、多様な人が自走して共同する「自走する組織」
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